パンケーキに見る世界の食文化

色とりどりの食材

「パンケーキ」とは?

現在大ブームのパンケーキですが、「パンケーキ」とはずばり何なのかご存知でしょうか。

基本的には「小麦粉と卵、牛乳を使って焼きあげたもの」というとてもシンプルで単純明快な料理です。

アメリカやカナダでは、ベーキングパウダーや重曹を入れ、現在日本でも大人気のもののように、ふわふわとした食感、分厚い焼き上がりに仕上げます。

一方、ヨーロッパ、とくにイギリスやフランスでは、膨張剤などは使わず、さらに牛乳などを多く加え、さらっとした生地で焼きあげるため、薄くなるのが特徴です。

フランスでは、小麦粉の代わりにそば粉を用いた「ガレット」、そしてメキシコではとうきびを粉末にしたものを使った「パンケーキ」がありますが、これらも「小麦粉を使う」という定義からは外れているものの、海外ではパンケーキの一種として分類されます。

メキシコなどでは、小麦粉よりもとうきびの方が多く収穫されることから、むしろそちらの方が主流だと言ってもいいかもしれません。

パンケーキに添えられるトッピングも、もちろん国によって様々です。

日本では生クリームや旬のフルーツがたっぷり山盛りに添えられているものが人気ですが、アメリカやカナダでは生地にはほとんど砂糖を入れず、その分たっぷりとハチミツやメープルシロップをかけて食べるのが定番です。
シンプルに頂くのなら、バターも欠かせません。

メキシコの「パンケーキ」は砂糖をたっぷり使ったジャムやコンデンスミルクをかけて食べます。

ロシアのパンケーキもイギリスやフランス同様薄く焼きあげられたものですが、なんと「いくら」や「キャビア」をトッピングするというのですから驚きです。

トッピングが豪華すぎて、気軽な軽食という日本のイメージとは大違いですが、もちろんジャムやクリームを添えて食べるものもあります。

オランダなどでは生地にチーズを入れることもあるので、パンケーキの生地もトッピングも、その国でもっとも手軽に手に入るものが使われていると思うと興味深いものです。

海外から見ると、日本のお好み焼きもパンケーキの一種なのです。

その国で手軽に入手できる材料やトッピングと粉類を使った料理の総称が「パンケーキ」だとすると、もっともその国独自の食文化がわかる料理だと言えるのではないでしょうか。

上記の料理も国内で食べられる店がいくつかあるので、興味のある人は探してみてください。

きっと、新しい発見があるはずです。